日頃の激務がたたったのか
平蔵は風邪をこじらせ寝込んでしまった。
ようやっと快方に向かったある朝、
平蔵は今まで禁じられている煙草を、一服だけねだる
平蔵の妻・久栄が、しぶしぶながら煙管を取りにいくと、
亡父・宣雄の形見である銀煙管が見あたらない・・・
その数日後、
平蔵は親友・岸井左馬之助と大川に出る。
そこで平蔵は
老船頭・友五郎の手にしていた煙管に驚く。
それは平蔵のものであり、
寝室から姿を消した銀煙管であったのだ・・・
|
|
盗賊にも恩義というものがある。
それは密偵の平蔵に対する恩義だけではなく、
盗賊同士の恩義も存在する。
命を賭してまで
恩義あるお頭の隠し子を守ろうとする友五郎こと友蔵。
恩義ある盗賊は決して平蔵にも漏らさず、
何とかして助けようとする密偵たち。
さまざな恩義が複雑に絡み合い、
それをすべて受け止める、平蔵の懐の深さ。
そんなところを見てみたい。
|
|
大川の隠居が「なにアレ?」と思ってしまう所はさておき、
3話合わせた物語の作りはいかがでしたか?
大川の隠居は完全独立。
掻堀のおけいを前半にして、後半を復讐ちっくに流星
という作りでも、
十二分に楽しめたんじゃないかと思ったのですが・・・
|
|