これで吉右衛門版鬼平は、完結を迎えるわけですね。
非常に寂しい気がします・・・
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この物語、逃げた妻の続編である。
木村忠吾となじみの浪人・藤田彦七は、
逃げた妻の一件後、先妻おりつと姿を消した。
しばらく病床でふせっていた忠吾が久々に彦七を訪ねて見たところ、
彦七とも親しい「鮒宗」の亭主・宗六から、
彦七が逃げたことと、その彦七を3日前に見かけたことを伝えられた。
彦七の隣には、躰つきのがっちりとした浪人がおり、
彦七の様子は、どうもおかしかったらしい。
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ちらちらと降るなごり雪。
雪の背後にちらつく、一度壊れてしまった夫婦の果て。
最近やっと所帯を持った忠吾が想像する、
長い間夫婦を続けている彦七・おりつの間にある絆、
「余人には知れぬ」はずの絆。
それが壊れた二人の果ては
この雪に込められている気がしてならない・・・
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さて、原作は「雪の果て」という題名である。
・彦七と忠吾でなく、彦七と粂八とのからみにした点、
・わざわざ「闇の果て」と題名を変えてきた点、
この2つに注目して、放送を見てみたい。
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